保育園という場所が、おうちと同じくらい安心して過ごせる場所になるよう、一人ひとりの生活リズムを家庭から引き継ぐようにしています。担任保育士が、その子にとって心から信頼したり甘えたりできるような愛着関係を築くことを大切にしています。
歩いたり、のぼったり、またいだり…体の発達と共に、行動範囲や好奇心がぐんと広がるこの時期の子どもたち。保育室だけでなく、縁側や庭、廊下に土間など、自分が遊びたいところで遊べるような工夫もしています。
言葉で表現することが増え、世界が広がり、新しい気づきがあったり、友だちと遊ぶことが楽しくなります。そのなかで、ケンカが起きることもありますが、丁寧に仲立ちしたり、見守ったりするようにしています。
風の丘めぐみ保育園の森棟では、3歳~5歳児の異年齢・縦割り保育をしています。縦での年齢のつながりは、きょうだい体験につながります。発達の違いの大きな子どもたちが、共に生活することで、「みんなちがってみんないい」と思えるようになります。これもまた、それぞれの違いや多様性を受け入れる優しさにつながります。
おもに、15人くらいの異年齢グループで活動します。この異年齢グループで活動するだけでなく、みんなで揃ってやることもあれば、学年別にやること、そしてクラブ活動のように、好きなことや、やりたいことに分かれて遊ぶこともあります。
保育室は、ゆるやかにコーナー設定されています。
ままごとなどの見立て遊びなどができる「おうちコーナー」
和久洋三先生の童具をはじめとする積木やブロックなどをする「組み立てるコーナー」
絵を描いたり粘土をしたりするための画材や素材がそろった「アートのコーナー」
椅子に座って落ち着いてパズルやカードゲームをすることができる「座って遊ぶコーナー」
絵本を読んだり、ごろごろしたりできる「ゆっくりコーナー」
森棟のシンボル、畳の部屋でも、子どもたちが日々新しい遊びを作り出しています。